| X線検査装置を用いて目視より正確に不正を発見 |
| ─ 今回お訪ねしている株式会社コスモローム研究所さんは「不正ゴト」防止に関する対策部品を提供されているとのことですが? |
| はい、ゴト行為を防ぐための対策部品をホールに提供していますが、現状は不正遊技台の検査が主な活動内容となってます。 |
| ─ 不正遊技台の検査とはどのようなものなのでしょうか? |
そこで、弊社では業界に先駆けて、遊技台検査にX線検査装置を業界に紹介した用いて、確実に不正をみつけるために弊社独自のチェッカーを使用し、目視力のレベルも高くより、だけではなく正確に不正を発見することが出来、パチンコだけでなくパチスロに関しても基盤を取り外すことなく検査する弊社独自のチェック方法も確立しています。その他、不正遊技台の検査は「ホールから依頼される検査」「不正ホールの検査」の2種類があります。
ホールから依頼を受け、検査する場合は、「近隣のホールが被害に遭った」「中古台を買ったが、何かされていないか?」等の理由で検査依頼が来ることが多いですね。 不正ホールの検査とは、内部的、外部的問わず、ホール自体が不正を行っていないかどうかを検査することです。どちらにせよ、ゴト行為もハイテク化してきた昨今、目視による遊技台検査のみでは不正を発見することが難しくなってきています。 |
| ─ 電波ゴト、釘曲げゴトなど様々なゴト方法があるそうですが?どのくらいの種類のゴト手口があるのでしょうか? |
| 大枠のパターンは大当たりを誘発するゴト行為、メダルを直接抜くゴト行為など、全部で7〜8パターンあります。しかし、大当りを誘発するゴト行為ひとつとっても、セルやピアノ線を用いてホッパーをショートさせるなどしてメダルを不正に獲得する手口、裏ロムを基盤に仕込んだり、ぶら下がりを取り付ける手口などがあり、細かく数えればゴト行為というものは数多くあります。 |
| ─ ビックリするようなゴト行為もあるそうですが? |
| ビックリするような手口なんていくらでもありますよ。(笑) 壁に穴をあけて台の中の基盤をそっくり違うものに入れ替えられたり・・・同じようにホールの外壁に穴を開けて事務所の金庫を持っていっちゃう事件もありました。でも、ホールの金庫は700キロくらいあるんですよ。それを持って行ってしまうのですから・・・。
こういった事件が起きてから壁に鉄板を入れて穴を開けられないようにしましたがね。よく貴金属店の壁に穴を開けて泥棒が入る事件がありますが、残念ながら、こういった犯罪の手口はパチンコ業界から始まることが多いんですよ。 |
| ─ 不正ゴトは、ホール関係者の犯行など内部犯行のもの、外部から侵入してゴト部品を取り付け不正を働くなど外部犯行のもと2つの犯行パターンがあるそうですが? |
営業中に不正部品を取り付ける輩などをゴト師と呼んでいます。外部犯行とはこういったゴト師などがホールに仕掛けることで、内部犯行とはホール側が機械に不正部品を取り付けるものになります。
最近は内部犯行が多発していますが、なかなか表面化していません。内部犯行と外部犯行では仕掛ける人間がホール側かゴト師かという違いがあるのは当然ですが、重要なことはその被害の違いです。外部犯行の場合は、せいぜい1〜2台の被害で済みますが、従業員を巻き込んでの内部犯行の場合、15台〜20台、時には100台単位もあり、ヘタしたら系列店すべてを巻き込んでの犯行も‥ |
| ─ 機械の製造・流通過程で不正部品が取り付けられたりということもあるそうですが? |
以前は、流通過程などで不正部品が取り付けられる実例もありましたが、現在は流通過程で簡単に遊技台に触れないなど、業界的にセキュリティが厳しくなったので、流通過程での不正行為は、ほとんどありません。
昔の話になりますが、各メーカーから遊技台が集められる倉庫が狙われ、大量の台に裏ロムが取り付けられてしまったということもありましたがね。
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| ─ 不正対策における現状は? |
 メダル投入口から侵入し、不正に
クレジットを上げるゴト器具を監視
するゴト対策部品 |
不正部品を取り付けられないようにパチンコホールに対策部品を提供し、不正行為撲滅を目指していますが、本来、「不正をなくす」、「ヤメさせる」には、パチンコメーカーがそのような事が起こらないような機械開発を目指さなければならないんです。そこで、私達はゴトが起こらないような台をつくってもらえるような働きかけを前々から行っています。業界全体でゴト行為を「撲滅させよう」という方向に向かっています。
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| ─ 業界全体でゴト行為を「撲滅させよう」という方向に向かっているとの事ですが、具体的にお聞かせ願えますか? |
昔はメーカーが不正被害をだしても何も処罰がなかったですが、現在はメーカーが不正被害を出してしまうと、不正対策が不完全ということで製造者責任が問われ、最悪で5年間の販売停止になるんです。機械の不具合では無いのですが、犯罪行為を誘発してしまうことは遊技台に基本的にあってはならないということですね。現在は、不正被害を出さないような機械開発により熱心になっています。
たとえ機械の原価が上がってしまってもメーカー自身が遊技台の不正ゴト防止対策に責任をもたれるようになりました。
これは不正ゴト撲滅ということでは良い方向に向かっていると思います。 |
| ─ どのようなホールがゴトをされやすいのでしょうか?ゴト師に狙われやすいホールの傾向があれば、教えていただけないでしょうか? |
| スタッフの教育がなされていないホールは狙われやすいですね。とくにアルバイトを多くいれているホールは、被害が多い傾向があります。ゴト行為を防ぐための教育は、さほど難しくないのですが、残念ながら社員教育がなされていないホールが多いのが現状です。
確かに、スタッフにゴトを防ぐ方法を教えるということは、ゴト手口を教えるということにもつながるので無闇矢鱈と教えることはできない、また教えているヒマがないということもありますが、こういったスタッフの教育をするだけで、ゴトの被害は大幅に減少させることができると思います。 |
| ─ 我々、一般ユーザーがゴト行為の場面を目撃した場合、どういった行動をとれば良いのでしょうか? |
| 気を付けて欲しいのですが、内部犯行からの犯罪も想定し、直接スタッフに言わないこと。できれば店の外に一旦出て安全な所から、お店に電話するのが良いかと思います。とにかく自分の身の安全を一番に考えてください。 |