| 癒し系の液晶機を作りたい! |
| ─ 岡崎産業さん初の液晶搭載機ということで、本作品における意気込みも大きいかと思われますが、開発コンセプトなどをお聞かせ願えないでしょうか? |
初心者や年配の方でも取っ付きやすく、低資金で長く遊べる台、というのを意識して開発しました。また、プレイしてわくわくできる期待感と、ファンタジックでほのぼのとした世界観を体験でき、勝ち負けに関係なく何度もユーム達のいる世界へ戻ってみたくなるような演出となるような世界観を創ることを目指しました。
映像の面では当社初の液晶機と言うこともあり、他の液晶機との差別化をはかるために2Dではなく3Dアニメーションをメインとした開発を行うことをコンセプトとしました。
また、連続演出などの演出内容は、5号機の特性にあわせ、なるべく間延びしない展開にし、各ステージ内で演出が完結するように制作しました。 |
| ─ どのくらいの期間で開発されたのでしょうか? |
| 実際に開発が本格的にスタートしてからは約1年ほどの期間で制作しました。コンセプトや草案の段階を含めた場合だともう少し長くなります。 |
| ─ 実際にどのように「わんぱくパイロット大冒険」の開発を進められていったのでしょうか? |
まずはパチンコの海物語の様な癒し系の液晶機を作りたい、という話が社内で持ち上がりました。その段階でユームやギドなどの主要キャラクターのデザイン画とかんたんなストーリー、キャラ設定を制作し、そこからストーリーや演出の概要を掘り下げていきました。
メインのシステムも含めてある程度内容の固まった段階で、世界観やコンセプトの意識統一を行う為に企画、映像、サウンドなどの各開発担当者が全員集まって、企画内容の理解を深める事から始めました。その後はお互いに意見を出し合いながら何度も打ち合わせを繰り返し、綿密に制作を進めていきました。
また、演出案と映像を合わせていく過程で、当初のストーリー設定から内容とすり合わせていき、ゲーム性を重視した企画になりました。
少し専門的なお話になりますが、3Dイメージはイラストからモデルをおこし、その後、各キャラクターにスケルトン、リグを設定し、人間と同じ動きが再現できるようにしました。背景は演出毎に違うため、キャラクターとは別にモデリングし、レンダリングの時間が非常にかかるので編集ソフト上でキャラクターと背景を合成しました。 |
| ─ 本機の主人公は非常にかわいいキャラクターであるチビッコパイロットの「ユーム」とペットの「ギド」が液晶画面で大活躍しますが、非常にかわいいキャラクターですね。本機ストーリーも癒し系のものになっているとのことですが‥? |
| 本機の開発コンセプト自身が癒し系であるばかりでなく、キャラクターにおいてもユームはキャラクター等の原作者(pm studio前岡さん)の娘さん(ユミさん)がモデルで、ギドは娘さんの飼っているペットの猫をイメージしています。名前もそのままです(笑)。ただ、猫を直接デザインせず、かわいい怪獣の子供としました。
ストーリーもプレイヤーがどこか頼りないユーム達を応援したくなるような内容です。 |
| ─ 敵キャラクターもどこか憎めない魅力的なものになっていますが、キャラクターデザインはどのように進めていったのでしょうか? |
原作では日本的キャラクターデザインを考えず、国籍不明で、動物なのか人間なのかがわからないようなキャラクターをイメージしていたため、今回のようなデザインになりました。
基本的に物語はファンタジーですので、シリアスなキャラクターデザインは避けるようにしました。 |
| ─ 機種開発の際に、工夫した点、苦労した点などあればお聞かせ願えないでしょうか? |
通常プレイを退屈させない様な工夫を多く盛り込みました。たとえば通常画面ではステージごとに違うBGMが流れていたりします。今までの液晶付きのパチスロ機では通常画面時には無音である場合がほとんどでしたが、BGMを入れることでより世界観が良くなったと思います。
バトル中にもプレイヤーがボタンをタイミング良く押すことで発生するカットイン演出があります。従来のただ見ているだけの連続演出とは違い、プレイヤーの参加できるバトル演出となったことでより一層アツいバトルになったと思っています。
演出に関してはとにかくたくさんの種類をROM容量の許す限り詰め込みました。この演出に関しても、のんびりほのぼのとした世界観を壊さないように暴力的な表現をしないことに注意しながら制作しました。
「わくわくTIME」(リプレイタイム)をボーナス後につけるのではなく、通常時の「わくわくCHANCE」から突然突入する仕様にしたのも、通常プレイ中に常に期待感を持てるようにしたかったからです。
苦労したのは演出の映像を映像ROMの容量に全て収める事にたいへん苦労しました。
演出を出来るだけたくさん入れたかったのですが、当初は映像用のROMに対して映像量が圧倒的に多くなってしまい、出来る限り演出量を削らずに映像のデータを減らしていきました。それでも残念ながら泣く泣くボツとなった演出も多くありますが・・・。
可能な限り演出や映像を多く入れるために、画面全体の動かさなければならないところとそうでない動画の部分を分け、セル画アニメーションと同じテクニックを3Dアニメーションでも使用しました。
それでも、物語の流れから400カット近い動画を制作しなければならず、圧縮によって画質の部分が犠牲になってしまったのが残念です。 また、従来の機種にあるように背景にキャラクターをプログラム上でレイヤー処理すると動きに制限があるため、動画のスムーズさをいかすために演出はすべてMovieデータにし、演出毎に呼び出す方法をとっています。
また、実は一度全てが完成した後、さらにクオリティの向上をはかる為に映像やメインの企画を1から見直し、再度作り直しています。
制作の時間的な制限もあり大変苦労しましたが、それに見合った内容になったと思っています。 |
| ─ 「森」「荒野」「島」「海」「空」と5つのステージで「ユーム」と「ギド」の冒険が繰り広げられますが、ステージによって何か変化はあるのでしょうか? |
ボーナスの期待度はどのステージでも変わりません。というのも期待度を変えることで、期待度の低いステージに行ってしまってプレイヤーががっかりしてしまうようなことは避けたかったからです。
演出をたくさん盛り込んでありますので、ステージごとの演出をまんべんなく見ていただく事を優先したかったというのもあります。 |
| ─ ステージボスと対決をして勝ったらボーナス確定!という判りやすいゲーム性が特徴の本機ですが、やはり初心者ユーザーにも楽しめるように、という狙いがあるのでしょうか? |
初めてスロットを打たれると言う方や、年輩の方にも楽しんでいただきたかったので、ゲーム性に関してはシンプルで間口の広いものを意識して制作しています。
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| ─ リール左部に4つのランプを搭載していますが、これは何を意味するのでしょうか? |
ランプが4つ点灯した状態でのBIGは、わくわくボーナスとなり、4人のボスキャラクターとユームが対決し、その勝敗で対決後のエンディング画面が変化します。
この勝敗とエンディング画面によっては高設定の大チャンスがあるかもしれませんよ! |
| ─ 岡崎産業さんの今後の展望をお聞かせいただけますか? |
| そうですね‥4号機が無くなり、5号機の時代になるということで遊べる機械の開発に取り組んでいきたいですね。その中で液晶を使って、ファンの皆様に楽しんで遊べる機械を送り出していこうと思っていますので、よろしくお願いします。 |
─ 液晶搭載機の開発に力を入れて行くということですね。
ということは・・・。7セグがウリのジャックポットシリーズが液晶機になるということも・・? |
ジャックポットは、7セグでの告知が好評の機種となっていますので、今の所、液晶は考えていませんが、ファンの方から「液晶を搭載して欲しい!」というご要望がありましたら是非検討させていただきたいと思っています! |
| ─ ファンの方に何かメッセージをいただけないでしょうか? |
| お店での勝敗に関係なく、楽しんでいただきたい内容になっています。 また、いつか機会があればその時は今より少し成長したユーム達をお見せしたいですね。当社初となる液晶機「わんぱくパイロット大冒険」、ホールで是非お楽しみ下さい!また、デモ画面に実は容量の都合でカットとなった映像が流れています。是非探してみてください!(ギドが巨大化して飛行船を抱えている映像です) |